恋愛するのは面倒だし、いつでも気軽に飲める異性の飲み友達がいたらいいなあ・・・・
こんなふうに考えている女性も多いんじゃないでしょうか？

しかし、その前に【男女の友情ってあり？】という問題があります。

人を好きになる気持ちが分からない・・・・
人を好きになったことがない・・・・
誰とも付き合ったことがない・・・・という方の中には
そもそもどういう感情を感じたら恋愛なのかということが曖昧な方もいます。

そこで、アメリカの心理学者 ルービンが提唱した「好意尺度」と「恋愛尺度」をもとに
考えてみましょう。

友情関係をひも解くルービンの好意尺度とは

好意尺度とはLIKEの尺度で【友情】の指標です。

自分の友達付き合いもこのような指標で繰り広げられていませんか？

・○○さんは知り合いの中で最も好ましい人だと思う
・私は〇〇さんをとても適応力のある人だと思う
・〇〇さんは責任のある仕事に推薦できる人だと思う
・私は○○さんのような人になりたいと思う
・○○さんと私は互いによく似ている
・私は○○さんと一緒にいる時、ほとんど同じ気分になる

友情は、【好意的評価】【尊敬と信頼】【類似性】の3要素から成立するそうです。

尊敬できる！信頼できる！気が合う！と思える関係性です。

恋愛感情をひも解くルービンの恋愛尺度とは

恋愛尺度はLOVEの領域です。

・○○さんと一緒にいないととても寂しい
・ひとりでいるといつも○○さんに会いたいと思う
・○○さんの元気がなかったら真っ先に励ましてあげたい
・〇〇さんの為なら、できることはなんでもしてあげたい
・○○さんと一緒にいると顔を見つめていることが多い
・〇〇さんを独り占めにしたい

恋愛は【親和・依存欲求】いつも一緒にいたい気持ち
【援助欲求】相手に尽くしたいという気持ち
【排他的欲求】誰にも邪魔されず相手を独り占めしたいという気持ちが生まれてくるそうです。

男性と女性では友情と恋愛の捉え方が違う！？

友情と愛情の区別をするのは、男性より女性の方がシビアです。

女性はしっかり、友達と恋人を区別しています。

女性から見て、男友達への接し方が
女友達のように本音が言えて、すっぴんを見せても平気で
なんなら普段着でも出かけられるし、お酒を飲んで酔っ払った姿を見せても平気だったら
友達としては好きだけど、一緒にいて、ワクワク・ドキドキすることもなく
恋愛関係に進展させようとは露ほども思っていません。

しかし、男性は、女性が本音を見せてくれた！
これは、脈があるのかも！恋愛関係に進めるかも！
と虎視眈々とチャンスを狙っている状況です。
男性の女友達は恋人候補という意味合いもあります。

女性に恋愛感情がないと、裏表がない魅力的な女性として映る

異性を感じたり、恋愛感情を抱き始めると女性は
「本当に好きになって大丈夫なのか？」とまず警戒し、
自分の彼氏・旦那さんとして合格ラインにあるのかどうかを調査・検討
比較・査定をし始めます。

職場が一緒・趣味が一緒・学生時代からの知り合いや友人となれば
リサーチ期間が長いので、安心して恋愛に発展できるのですが
大人になってからの恋活や婚活での「初めまして」の状態の出会いだと
合格ラインのハードルがさらに高くなってしまう傾向があります。

警戒しているからこそ、本音が言えないし、
好きになってほしいから、自分のことをよく見せたくて作ってしまうのです。

しかし、恋愛感情がない時は、余分な力が抜けているから

素の自分を見せてしまってもリスクがないので、

ガハハと笑ってみたり、遠慮なく接したり、とてもラクなのです。

男性側から見れば、女性の警戒バリアが張られていませんので、
自然体で明るくて、裏表がない魅力的な女性として映るので、

巷の女性と違って親近感をもつことができ、好意を持たれやすいのです。

肉食系・草食系・隠れ肉食系で友人関係は成り立つのか

男性にも肉食系・草食系があるように
女性にも肉食系・草食系があります。

肉食男子×肉食女子だと友人関係は厳しそう・・・
草食男子×肉食女子も友人関係厳しそう・・・
肉食男子×草食女子も友人関係厳しそう・・・
草食男子×草食女子は友人関係成立しそうだけど、なんの進展もなさそうです。

しかし、肉食系だったにしても、男女何人かのグループで遊んでいて、
告白して「NO！」だった場合、気まずくなるかもしれないというリスクがあるので
告白する機会に恵まれないまま、自然とフェードアウトということも起こりえます。
恋＜友情 を取ってしまったりするのですね。

友情を取っているようで、実はかっこ悪い自分を見せたくないというプライドかもしれません。

友人だと思っていても隠れ肉食系？

草食女子は、友達から恋愛に自然に発展して、リードしてくれて
自分のことを分かってくれる人と、ゆっくりつきあって結婚したい
言われる方が多いのです。

確かに幼馴染から結婚に繋がるケースはありますが、
お互いに草食系同士だと進展はしませんから、

どちらかが隠れ肉食系でリードしたということですよね。

基本的には、男性は女性のように、
友情と恋愛の線引きが明確ではありません。

あなたにとっては友人でも、彼にとっては恋愛関係になってもいい
まんざらでもない彼女に該当しているのです。

いつでも気軽に飲める恋愛感情抜きの異性の飲み友達が欲しいは成立するのか

いつでも気軽に飲める恋愛感情抜きの異性の飲み友達が欲しいは

成立しないのではないかと思います。
なぜなら、あなたにとっては恋愛感情抜きで気軽に飲める異性でも
相手にとっては、バリアを外してくれているまんざらでもない彼女に該当しているからです。

飲み友達に気軽さを求めるなら、同性同士の方が無難です。

しかし、あなたが異性の飲み友達に拘るなら、

本当は甘えたい・癒されたい・安心したいという気持ちがあるのではないでしょうか？

恋愛が面倒だと言っているのは、傷つきたくないという気持ちの表れなのかもしれません。
また結婚することで環境が変わってしまうことが怖いのかもしれません。

旦那さん＝異性の親友と捉える！

旦那さんの存在を大きく考えていませんか？

結婚＝生活ですが、その前に尊敬できる！信頼できる！気が合う！という
【好意的評価】【尊敬と信頼】【類似性】がないと恋愛には発展しません。

いきなり恋愛からスタートさせて、結婚するものだと思っていませんか？

好きにならないと恋愛は始まらないし結婚はできません。

いつでも気軽に飲めて本音で話せる異性の飲み友達なら、旦那さんがＢＥＳＴです。

おうちで気軽に、リーズナブルに、しかも待ち合わせもせず、時間も気にせず、いつでも
帰りを気にすることもなく飲むことができますよ。

しかも、家族というチームのメンバーですから、

今現在起こっていること＋これからの作戦も一緒に立てることができる大親友なのです！

旦那さんではなく、一生付き合える異性の親友を探すつもりで
婚活をしてみませんか？
無駄な肩の力が抜けて、気負わない分
お相手を比較・査定することも減り、
自分にとってラクなパートナーが早く見つかるようになるはずです。

好きなのかどうかが分からないけど付き合ってもいいの？

交際期間が3ヶ月だから、好きじゃないと付き合ったらいけませんよね？

結婚相手と思えなければ、付き合ったら失礼ですよね？

こういう質問も多く受けます。

基本、赤の他人で、プロフィールしか分からないのですから、

嫌いなところが見当たらず、生理的に無理ではなければ、好きになる可能性はあるので

お付き合いしてみましょう。

お見合いからのお付き合いは【仮交際】の段階ですので、まだ恋人になったわけでも

結婚を前提にしたわけでもありません。

あくまで【お付き合いお試し期間】です。

お互いに、恋愛感情が芽生えてきた段階で【交際】となります。

【交際】が始まってから、お互いの結婚に対する価値観などをすり合わせて

お互い了承できればプロポーズ・婚約という流れになります。

何度かデートしてみて、好きになる可能性はないかも・・・と思えたら

仲人を通じてお断りを入れてくださいね。

交際期間が3ヶ月と設けてあるのは、ダラダラ交際を防ぎ

ご縁のある方と短期間にめぐりあうためです。

まとめ

悪い人ではなさそうなんだけど、このまま付き合っても大丈夫かな？

急に結婚！って言われても気持ちの整理がつかないんだけど・・・

そんな時には、ルービンの好意尺度・恋愛尺度を利用してみましょう。

お付き合いを続けるかどうか悩むときは、好意尺度を

プロポーズを受けるかどうか悩むときは、恋愛尺度で

自分の気持ちを確かめてみるといいですね。

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参考文献＊男女がうまくいく心理学辞典 / 斎藤勇  

              朝日新聞出版